金井みちよに贈る物語 〜後編〜
あなたの人生で
楽しいと思う時間が
いっぱいありますように
金井みちよです 🙂
の続き
この方による
金井みちよのストーリー
「人生のストーリーを紡ぐ」と題して
プロフィール文や「あなたに贈る物語」を作成しているライター
石原智子
後編
教える立場になって
今の仕事に繋がるきっかけもユニークだ。
身体を引き締めるためにと通い始めたスポーツジムで声をかけられ、それまでの仕事を辞め、受付のバイトを始めたみちよさん。
「あと1枠空いているから」と誘われてアクアビクスの指導者養成コースを受講し、そのままインストラクターデビューを果たすことになったのだ。
そこから「もっと腕を上げたい」と、いくつものスポーツジムで教えたり、パーソナルトレーナーの資格も取ったり…みちよさんは指導者としてのキャリアを積んでいった。
しかしスポーツジム以外の場所でレッスンを開催したとき、それまでの自分の思い込みに気が付いたという。
今までジムで教えてきた人たちは、少数派のかなり健康意識が高い人で、体を動かすのが好きでも得意でもない人のほうが圧倒的に多いのだ、と。
それまでは運動をもっとしよう!健康が正義!と声高に叫んできたけれども、健康という定義は人によって違ってもいい、自分の人生を楽しむのに必要な体力があればそれでいい、と考えるようになった。
自分が柔道で感じてきた「やらされるのではく、自分から楽しくやらないと意味がない」が自分の仕事のスタンスと繋がったのだ。
これからのこと
このような経緯があり、現在「楽しむ」をキーワードに様々な活動を展開するみちよさんだが、自分の使命だと感じることがあるという。
みちよさんは高校時代、在日三世であることで辛い想いをしている。
柔道全日本代表選考会の予選で優勝したのに、国籍が韓国だという理由で選考会本選に出場できなかったこと。そして韓国人として試合に出ると、韓国側から「あなたは何人なの?」と言われたこと。
「国籍について深く考えた経験もあり、ゆくゆくは例えばオンライン柔道で海外の人とも交流するとか、色々な文化を教えあえればいいなと思っているんです。これって世界的にみんなが平和に繋がるために、私が生まれ持った使命じゃないかなって」。
みちよさんは、辛い経験を、自らの人間性の深みへと昇華できる人だ。私が彼女に感じた数々のオーラは、多様な人の立場に立って考えられる懐の深さとも関係しているのだろう。
「世界のみんなが平和に繋がる」という言葉も、みちよさんの口から出ると、不思議と飾った感じがしない。
気が付けば周りのみんなが繋がって、笑顔になっているーこの今の状態が、いつのまにか世界にまで広がっていそうだ。
これが彼女のスタイル、彼女の生きる道なのだ。
私の名前
金井みちよは、「金井道代」
柔道の道が入ってる
私の生きる道って
かっこよく言うけど
自分と自分の大事な人が
楽しいと思える時間が
人生でたくさんあればいいな
毎日本当にそう思っています
あなたの人生で
楽しいと思う時間が
いっぱいありますように 😉
みっちょん
みっちょんがやっていること