金井みちよに贈る物語 〜前編〜
あなたには
あなたの
ストーリーがある
金井みちよです 🙂
今日は私のはなし
この方による
金井みちよのストーリー
「人生のストーリーを紡ぐ」と題して
プロフィール文や「あなたに贈る物語」を作成しているライター
石原智子
前編
Mimi Style―彼女の生きる道
私は初対面の方と話したとき、大抵の場合「こんな感じの方だったなぁ」という感覚的な印象が強く残る。
心根の優しい方、頭の切れる方、とっても前向きな方…大抵の人は何かの要素が強いから、それにつられて、私の記憶の中で何となく配役がされる。
「落ち込んだときに会いたくなる友だちみたい」とか「高校の現代社会の先生みたい」のように。
しかし金井みちよさんは、小一時間話を聞いても、私の中でうまく配役ができなかった。どんな役回りでもこなせる気がするのだ。
第一印象は「姉御!」と呼びたくなるような頼れる女友達。
しかし一方で、元気な女子高生のようなかわいらしさもあるし、自分や仕事に対してストイックなキャリアウーマン的な要素も垣間見える。
もっと言えば華道の師匠に教えを乞う謙虚な生徒の役も似合うし、父親が経営する食堂を手伝う、親孝行な娘役も似合うと思う。
実力派女優ばりの幅の広さだ。
みちよさんという人
金井みちよさんは、実に様々な肩書を持つ人だ。
Mimi Style代表として、健康を保つためのマンツーマンレッスンやグループレッスンを行う他、
「オトタイ」(=大人の体力測定)を主催したり、「ワンエク」(=1日1分身体を動かそうの会)という毎月更新制のFacebookグループを運営したりしている。
さらにこの2月には、Mimi Schoolと題して、趣味を深めるためのオンラインカルチャースクールを色々な講師たちの軸となって開講した。
どうして私がみちよさんには様々な印象を感じるのか―これは単に、たくさんの肩書を持っているから、という理由ではない。
彼女はこれまで、色々な経験とそれに伴う自分の感情に全力で向かい合ってきた。
栄光と挫折。前進と停滞。思い込みと反省。その一つひとつの経験が、くっきりと体に刻み込まれて彼女の人間の幅を広げ、それが自然とあふれ出てきているから、なのだと思う。
そんな中、彼女が「私の人生、これ抜きには語ることができない」と表現するのは柔道だ。
No Judo, No Life.
10歳のときに体格がよいからとスカウトされてはじめた柔道に、みちよさんは夢中になった。成績を出し、スポーツ推薦で高校に入学するほどに。
しかしそこで経験したのは、試合で出場する階級を下げるため無理な減量を強いられる、勝つための柔道だった。
好成績を納めていたものの、両膝の前十字靭帯を断裂し、身も心もボロボロになったみちよさんは、大学や実業団からの誘いも断り、引退した。
柔道と向かい合う中で、どれだけ感情が揺さぶられたことだろう。
そこから「普通の女の子」として短大生やOLの生活も楽しんだが、柔道のことが忘れられず、趣味として再び練習に通うようになった。そして驚くことに三段まで取得してしまう。
次回後編
みっちょん
みっちょんがやっていること